日本に帰ったときの話

1月も終わりになりますが今年初の更新となります。今年もよろしくお願いします(遅

後日談、というほど語ることは何もないですが年末年始は日本に帰っていました。去年はGW、お盆、と帰ることができず年末は何が何でも帰ってやろうと思ってたのが11月。12月に入り日本の感染者数も増加の一途を辿り帰省も自粛ムードが生まれる中、葛藤がないわけではありませんでしたが結局、実家に引きこもるための帰国を選択しました。いろいろやることもあったので。

ウィーンー東京便が動いていないのでフランクフルト経由でオーストリア航空、全日空と乗り継ぎ、羽田空港での国境抗原検査も問題なく済みました。海外帰国者は公共交通機関が使えないことになっているので地元へは親が迎えに来てくれました。

コロナ禍始まって以来初めての日本でしたが、街を歩く人々はほぼほぼマスク着けているし、いまだに決められたところ以外ではマスクをわざわざ外すオーストリアとは違うな、と思ったものです。店も普通に開いているし、11月以来ずっとシャッターが閉じていて雰囲気もピリピリしているウィーンと比べるとこれはもう日本に留まって日本からリモートワークするのもありなのではないか、とすら思いました。まぁ帰ってきたんですけど。

基本、引きこもりがちな自分が実家に引きこもったところでストレスが溜まるわけはなく、やるべきことの他に数学・プログラミングの勉強とか電子工作とか、ロックダウン中に身に着けた自炊スキルでロックダウン飯を家族にふるまったりしていました。

今わの際に帰ることができず、去年の夏に天国へと旅立った犬の供養もできたし、いろいろありすぎた2020年も年末はいつも通り実家で過ごすことができ、翌年に引きずることがないようにできて良かったです。ちなみに私はヨーロッパの年末は騒がしくて嫌いです。

2週間の自己隔離期間が過ぎ、オーストリア帰国前日に問題なく外出することができるようになったら外出する用事を一気に済ませました。
東京の大学の同期や研究室の後輩等と会う予定もありましたが、まさかの緊急事態宣言でおじゃんとなり結局出国直前まで地元にいました。
オーストリアに帰る際は普通に新幹線で東京へ行き、品川から羽田空港へと向かいましたが、深夜発の便だったこともあり、緊急事態宣言下どこへ行ってもがらがらの東京はすごく非日常みがあった気がします。
帰りもフランクフルト経由でウィーンへと戻り、国境でひと悶着あるかもしれないかと思いましたが、まったくそんなことはなく、ほぼスルーの状態で入国することができました。(当時、日本はオーストリアで自己隔離期間を必要としない国の1つだった)

刻一刻と状況が変わる中で、最悪(あるいは運よく)日本に留まってリモートワークすることまで考えて日本に帰りましたが、結局何事もなく無事にオーストリアに帰ってこれたので良かったです。

1月中旬にオーストリアに帰ってきて以来、コロナ関連ではよくないニュースが続き、オーストリアでもロックダウンが2月上旬まで延長され(さらなる延長の可能性も)、マスク着けない人たちの1万人規模のデモが発生していたり、ワクチン供給が遅れていたり、ロックダウンしているかと思えばスキー場あけて外国人によるイギリス・南アフリカ変異株のクラスターが起きていたり、ウィーン市庁舎前の屋外スケートリンクは普通に開いていて繁盛していたり、カオスとツッコミどころが満載という感じです。

家に引きこもっている分にはそこまで怖くはないというのがこれまでのロックダウン経験上の結論なので、春が訪れるにつれだんだん状況がよくなってくることを願いつつ私は今は引き続きウィーンの彼女の家でHome officeに励みたいと思います。

実際、このまま大学で試作プロダクトの測定ができないと博論も完成しないんですが、そこはオーストリア人のメンタリティを見習ってまったりいきたいと思います