オーストリアのクリスマス

メリークリスマス!というには1、2日ばかり遅れてしまいました。
Covid-19の感染拡大が収まらないヨーロッパ、オーストリアも例にもれず、冬に入ってからの感染者数はけた違いに増加しており、ピークは過ぎたものの
未だに高い水準を推移しています。2回目のロックダウン以降、感染者数が目標値を下回らないため、本日26日より、3回目の24時間ロックダウンに突入します。
そのような状況にあっても(そのような状況だからこそ)クリスマスは平穏に過ごしたいオーストリアの人たち。
24,25日のクリスマス2日間に限り、外出制限と人との集会に係る制限が二世帯6人までから十世帯10人までに緩和されていました。
今回はそんなオーストリアでの、特別な年における伝統的なクリスマスの過ごし方について私たちのケースをもとに紹介します

クリスマスは多くのオーストリア人にとって一年中でもっとも特別な日の1つです。大切な人と過ごし、クリスマスの物語の朗読をし、教会へ行きクリスマスの歌を歌い、プレゼント
を交換します。それぞれの故郷に帰って家族と過ごすのがもっとも一般的だと思います。私たちも、本当はオーバーエスタライヒの実家で過ごす予定でしたが、コロナの影響もあり、
今年はママの家で少人数でクリスマスをお祝いしました。たくさん写真を撮ったので写真と一緒に紹介していきたいと思います。

クリスマスに欠かせないものはもちろんクリスマスツリーとキャンドルです。写真のようにみんなが持ってきたプレゼントを置いておいて、交換会をするときにみんなで開けます。

プレゼントはこのようにクリスマス仕様の包装をします。包装やデコレーション用の巻紙は雑貨店で売っていて自分たちで好きなように包装することができます。とっても楽しい作業です!ちなみに、プレゼント自体は高価なものでなくて構いません。みんなプレゼントの金額なんて気にしません、その人のことを想って気持ちがこもってあればなんでも大丈夫です。

ママのところにいるワンちゃんもこの日はみんなが集まるので楽しいようです。名前はバスティといいます。

ママが作ってくれたクリスマスのごちそうです。メインディッシュにはほかにもラクレットや七面鳥などを食べる年があります。とってもおいしかったです!

ディナーをごちそうになったあとは、みんなでクリスマスの物語の朗読をして、クリスマスソングをうたいました。もみの木やきよしこの夜など、日本でも有名な歌のようですがドイツ語がオリジナルです。本来であればカトリック教会にいって歌を歌いますが、今年は行きませんでした。
そのあとはプレゼント交換会をして、みんなでクリスマスツリーの前で写真を撮りました。
コロナ禍で厳しい冬がまだまだ続きそうですが、クリスマスは例年通り、家族と祝うことができて本当に良かったです!

・・・

さっきから一言も話してないけど、どうしたの?

いやー、自分にとってはこれが初めてのヨーロッパ流本場のクリスマスだったわけだけど、なんか圧倒されっぱなしだったね。自分の人生のなかで初めてまともにクリスマスを"祝った"感じがするよ。オーストリアにはサンタクロースもいないしね。
※オーストリアではプレゼントを持ってくるのはサンタクロースではなくクリストキント

うん、これが毎年のオーストリアでのクリスマスだよ。日本ではカップルで過ごす日らしいけど、オーストリアではカップルもそれぞれの家族のもとにいってクリスマスを過ごす人が多いよ。

まぁ普通に楽しかったし、来年はコロナ無しでの本場のクリスマスを経験してみたいかな。教会にも行きたいし。

うん、そうしようね。

ヨーロッパのクリスマスを前に緊張気味のヒロとそんなことは気にもかけないバスティ

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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