オーストリア人女子が日本語を勉強する理由

今回は本ブログの運営者の一人であるじゅでぃに日本語の勉強を始めようと思ったきっかけやどのように勉強しているかをインタビュー形式で聞いていきたいと思います。

ーまず初めに、日本語を勉強しようと思ったきっかけを教えてください。

もともと子どものころ、外国に少し興味がありました。ある日、図書館で東アジアに関する本を読みました。その中に、日本に関する項目があって芸者やサムライ、ニンジャのことなどを知りました。
他にもいろいろ調べていくうちに日本の文化と歴史がすごい面白いと思いました。日本語の勉強を始めたのはいつか日本人とその日本の文化について日本語で話してみたいと思ったからです。

―では、日本のどんな文化が特に面白いと思いましたか?

日本人の伝統的なライフスタイルが面白いと思っています。具体的には、古くから続く神道と日本の自然が深く関わっている日本人の考え方(たとえば物に神様が宿っていることなど)が好きです。「もったいない」という言葉も大好きです

―ありがとうございます。では、日本語の勉強について触れてみたいと思います。ヨーロッパの人々にとってはアジアの言語は難しいとよく聞きますが、日本語の勉強は難しいですか?

ドイツ語話者にとって日本語は英語と比べると覚えるのが難しいです。特に、漢字の音読みや訓読みを覚えるのが大変です。

―どのようにして日本語の勉強を始めましたか?

最初は自学で始めました。ひらがなやカタカナや基本的な漢字は自分で覚えました。単語だけでなく、簡単ンな文章も覚えました。例えば「私はジュディです」や「これは花です」などです。私は田舎で生まれ育ったので当時日本語学習のリソースを見つけることは大変でした。ウィーンに引っ越して来てからは日本語の学校に約2年間通い、そこでまた日本語の基礎を身につけました。 今は独学で日本語の勉強を続けています。

―外国語を独学する上で重要なことは何だと思いますか?

その言語に囲まれる環境を作ることだと思います。例えば、タンデムパートナーや音楽や本や映画などで日本語を聞いたり話したりします。そこでもし、わからないことがあれば、時々文法の教科書やYoutubeの日本語学習ビデオを見たりします。

― どこまで、日本語を勉強したいと思っていますか。目標はありますか?

もっと日本語をペラペラになりたいです。ネイティブに可能なかぎり近づけるくらい日本語を話せるようになりたいです。

―外国人が日本語を勉強したい理由の1つに、よくアニメや漫画が挙げられます。ジュディさんは、アニメや漫画は好きですか?

10代のころはよくアニメと漫画を見ていました。オーストリアではもともと人気だった「NARUTO」や「デスノート」だけでなく、「Another」「サイレン」「砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない」「ヴァリアンテ」といった漫画をドイツ語で読んでいました。 アニメは「CLANNAD」や「モンスター」、それと「すべてのジブリ作品」が大好きです。

―メジャーなものからマイナーどころまできっちり抑えていますね。インタービューはここまでです。お疲れさまでした。

今回はオーストリア人女子の日本語学習に関する一例を紹介しました。マルチリンガルが少なくないヨーロッパでも日本語学習者というのは稀です。ですが、滞在しているとたまに日本語を勉強している人に出会うことがあります。ウィーン大学にも日本語学科があり多くの学生が日本語を学んでいます。大学に通わずとも昔と比べて今はインターネットや言語学習・辞書・翻訳アプリで語学学習の幅が広がっているので今後より多くの日本語話者を目にする機会があるかもしれません。

ここまで、読んでいただき、ありがとうございました。